ダンジジャー 質問11
 第十一回:「みんなからの質問に答えてみよう!その3」
「なぜなにダンジジャー 質問回答編第三回!」
「それはお決まりなのか?」
「なんとなく続けてみた!」
「はじまり!って感じがするし、
 最後までこれでいいんじゃないでしょうか?」
「私は別にどちらでもいいと思うが…」
「おれもどっちでもいいやー」
「突然始まるよりかは、タイトルコールがあった方が盛り上がると思いますし、
 僕は良い と思いますよ」
「じゃあ次回からも続ける方向で決定な」


「よーし!じゃあ早速~
 今回の質問、ひとつめはこれ!」




【ダンジブラックの胃薬の消費量は?】


「そうきたか…」
「実際どうなんだ?」
「いやあのな、胃薬と言えど、
 大量に摂取したら体に悪いに決まっているだろ?」
「え!?そーなの?たくさん飲んだら早く治るんじゃないの?」
「翠先輩、用法容量を守って、
 正しくご使用下さいってCMでも言ってるじゃないですか」
「あー…そう言われるとそうかもしれない…」
「そうですよ、翠くん。
 それに、いくら薬と言えど、副作用があるものもありますしね」
「副作用…」
「それに、薬に頼りすぎるのも体に良くないしな」
「そーなのかー」
「そーなのかーってお前だって風邪引いた時とか薬飲むだろ?
 風邪薬だって一度に飲む量 決まってるじゃん」
「おれ風邪ひかねーし。だから薬もあんま飲んだことないから知らないんだよね」
「風邪を引かないって!翠先輩って健康なんですね!」
「そういえば俺もあまり風邪は引かないな」
「何なんだお前たちは。何故風邪を引かないんだ。引け!今すぐ引け!」
「葵先輩!落ち着いて下さい!」
「葵くんは、どちらかというと病弱そうですものね」


「だいぶ話は逸れたが…
 結論として、本当に我慢できない時にしか薬は飲まないから、
 消費量としてはそれ程でもないってとこかな」




【ダンジイエローのロザリオの重さは変わるの?】



「いいえ。変わりませんよ」
「琥珀くんいきなり答えすぎー!」
「え?あぁすみません」
「(全然、申し訳なさそうじゃないな)」
「え!?てか、重さかわんないの!?持たせてもらってもいい?」
「えぇ、いいですよ。どうぞ」
「わーいありが…うぇえええっ!!!?」
「翠先輩どうしたんですか?いきなり奇声を上げて」
「いや、…何これ…すごく重い…」
「何を言っているのですか…お箸より軽いでしょう」
「いえまったく!」
「…葵、これを持ってみろ」
「孝紫?いきなり何なんだ?」
「いいから、ほら」
「!?…なんだこの火縄銃…お前、こんなものを軽々と持っていたのか…?」
「んん?いったいどういうことだ?他人の武器は重く感じるってことか?」
「紅輔先輩!その独楽を少し貸してもらってもいいですか?」
「ん?ああ、いいけど気をつけろよ」
「はい!…うわわ!独楽なのに重い…!」
「重さを量ってみたらどうだろうか」
「そうだな。ちょっと道具を借りてくる」


「借りて来たぞー。早速だが…」
「じゃあこれ!オレの独楽!」
「そっと置けよ」
「あれ…?割と普通の重さだ…」
「ほんとですね」
「んん?重さ変わらないのになんで重く感じるんだ?」
「つまり…、自分の武器は軽く感じるけど、
 他の人の武器を持つと重く感じるってこと? 」
「さっきの光景からしても、そういうことだな」
「じゃあ、黒ノ介くんの浮立面を他の誰かが頭に付けると、
 顔が地面にめり込んじゃう現 象が起きちゃうってこと…!?」
「なんだその恐ろしい発想は」
「いえ、でもそういうことですよ」
「うわぁ…怖い…」
「ほんとかよ…こーすけ、一回付けてみてよ」
「え、嫌だけど…そういう翠が付けてみればいいだろ?」
「なんでだよ、おれ、めり込みたくないし」
「オレだってめり込みたくないよ」
「そもそも貸さないからな!」


「これって、他の誰かに悪用されないように自分以外は使えないようにしている、
 ってこ とでいいんだよね?」
「恐らく、そういうことだと思います。
 悪用する人がいるとも思えませんが…念のため、 ということでしょうか」
「いったいどういう技術を使っているか知らんが、
 やたらと手が込んでいるな」
「確か、ボクたちの武器を作っているのって技術開発本部の人たちですよね?」
「ああ。そのはずだ」
「へぇ~技術開発の人たちすげぇー」
「さすが技術開発の人たちだな…!」


「衝撃の事実が発覚した訳だけど…」
「俺たちの武器がまさかそんな仕様だったとは驚きだな」
「でも、戦闘中じゃなくてよかったです!」
「そうだな…戦闘中にこうなっていたら地獄絵図だったな」
「しかし、武器を相手に投げつけて攻撃すると言う新しい戦法が…」
「うわっほんとだ!それすげー!」
「ですが、あまり口外しない方がいいでしょうね」
「じゃあこの話はここでお終い!
 打ち合わせも終わってるし、今日はもう解散でいいかな ?」
「いいと思いますよ」
「ふむ、では私はこれで失礼させてもらう」
「わわ!葵先輩早いですよ~」


「葵くんが行ってしまったことですし…
 僕たちもここで解散しましょうか。それでは、続きはまた次回に」