コラボレーションストーリー
 コラボレーションストーリー プロローグ
「緊急事態発生ですピヨ!本州で、ワルカーの下っ端の
 目撃情報がありましたピヨ!すぐに討伐に向かいますピヨ~!」
「本州…?本州のどこに出現したんだ?」
「防衛機関からの情報ですと、トウキョウトのトシマクに現れたそうですピヨ!」
「トシマク…?どこそれ?初めて聞いた!」
「しかし…どうしてワルカーが本州に?」
「原因は分かっていないですピヨが…何かの荷物にくっついて、
 運送便と一緒に送られたのではないかとの見解ですピヨ」
「荷物として運ばれたって…もやもやワルカーすげぇ」
「感心するところではないと思うが」
「とういうことで、皆さま!今すぐ本州に向かいますピヨ!」
「ちょっと待ってくれ、ヒヨコメカ。
 行くのは構わないが、俺達は九州を出ると力が弱まってしまうんじゃ…」
「あぁそうでしたピヨ。しかしその心配には及びませんピヨ。
 我らが開発部からこれを預ってきましたピヨ」
「これは…?」
「能力規制開放装置ですピヨ」
「能力規制開放装置?」
「以前から、九州以外での活動を視野に入れていた上層部が、
 秘密裏に開発を進めていたのですピヨ」
「そんなことしていたのか…」
「そうですピヨ!皆さま薄々気づいていたとは思いますピヨが、
 九州内だけの活動ですと、九州を有名にするのには限度がありますピヨ」
「確かにそうですね」
「ですので、九州以外の土地で、
 九州の魅力をアピールするための計画が進められていたのですピヨ」
「俺達は何も聞かされていないが…」
「当然ですピヨ。この計画は防衛機関内でもごく一部にしか知られていませんピヨ」
「えー!?なんでだよー!結局、やるのはおれたちなのにさー! 」
「しかるべき時にお伝えしようと思っていましたピヨ…。
 そんなことよりワルカーですピヨ!皆さま行きますピヨ!」
「ちょ、ちょっとまってくれ。それはわかったけど、
 オレ達、九州以外の土地勘なんてないのにどうするんだ?」
「それには心配は及びませんピヨ。現地に応援要請をしていますピヨ。
 強力な助っ人ですピヨ!」
「強力な助っ人…どなたですか?」
「それは…」
「それは?」
「秘密ですピヨー!」
「いやそこは秘密にしておく必要ないだろ…!」



かくしてダンジジャーたちは、ワルカーの下っ端を追い、
右も左も分からない土地へと赴くのであった…




つづく…