Trinity Tempo -トリニティテンポ- ストーリー


「えっと……それでは、少し早いですが皆さん集まったのでテーマトーク始めていきたいと思います」
「はーい!」
「テーマは今回手作りしたバレンタインデーのチョコについて、だって。そもそも皆今年は何作ったの?」
「かれんはお兄ちゃんには定番の生チョコのトリュフで」
「生チョコ!美味しくないわけがない!」
「さえちーとすみれちゃんと、あと東先生にはうさぎさん型のアイシングクッキーにしました!」
「この前トリテンッターにアップしていたお菓子よね、とっても可愛くできていて美味しそうだったわ」
「えへへ、有難うございます!」
「やっぱり家族用と友チョコはわけちゃうのよね」
「味見とか理由付けて自分で食べたいもの何種類か作っちゃうのわかる!」
「大義名分を振りかざして沢山おやつ食べられる素敵なイベントです!」
「自分の分も余分に作っちゃうから弟にまた嫌味言われちゃうのよね…」
「でも美味しいから仕方ないです……!」
「フルーツバスケットからは2人?美柑ちゃんはこっちにいないんだ。てっきり3人で仲良く作るのかなって思ってたよ」
「そうですね……美柑は不参加です」
「いつも私とまいまい2人で作っているんですけど……」
「ふんふん?」
「何作ろうって相談してるうちにちょっと今年は材料買いに行くのが遅くなっちゃって」
「バレンタイン前日に作る事になって慌てて私の家でチョコプリンを作りました」
「冷蔵ものはご近所付き合いある所ならではね」
「お泊り会も兼ねてまいまいのおうちにお邪魔したんですけど、お泊りするならお姉ちゃんも一緒に行くって言い出して止めるのに必死でした……」
「美柑ちゃんには秘密なの?」
「そうなんです、小学生の頃からバレンタイン当日に2人で作ったものを披露するみたいな感じで」
「なるほどねー、楽しそうだね!」
「結局朝早くにまいまいのお家に突撃してきてもう一泊してしまうという、ただのお泊り会メインになっちゃいました」
「うふふ、賑やかなバレンタイン当日だったのね」
「かれんもさえちーとよくお泊り会するけど、やっぱり楽しいよねぇ」
「あとは……あら、鷹橋さん?」
「あ、あの……」
「あ、はい!私ですか!?」
「はるるさんは今年は何にチャレンジしたの?」
「ちょっと恥ずかしいからトリテンッターの名前で呼ばないでくださいー!」
「あ、ごめん!つい……!」
「私も気になります……!」
「敬語もやめてくださいーー!!」
「薬師堂先輩のチョコ、今回はトリテンッターに載ってなかったからみんな気になってるんですよねぇ」
「作る事は作ったよ…?でもまなぶが、いつものバレンタインみたいに失敗したものをお父さんに渡すのはイヤだから買うって!」
「お姉ちゃんも毎回買う派だからもしかしたら同じ理由なのかな?」
「そういえば聞いたことなかったわね」
「で、今回は誰も失敗しないってレシピに書いてあったカップチョコ作ったの!」
「あの溶かして流し込んだチョコの上にアラザンとかトッピングシュガーのせるやつだよね?」
「そう!それ!!」
「定番の手作りチョコって感じで素敵だなぁ…」
「それがね……」
「このリアクション……もしかして」
「チョコレート溶かすのにお湯がいるって書いてあったら普通入れちゃうよね……」
「ああ……あああ……」
「なるほど?」
「結局今回はチョコレートの香りがする脂っぽいお湯が出来上がったの!!」
「結構な量を入れちゃったのね……」
「そんなことより、つぎつぎ!私は普通に鷹橋さんの作ったバレンタインお菓子が気になりますっ!」
「へ?アタシ?」
「私も気になるわ、お料理上手と噂の鷹橋さんの作ったお菓子」
「それに!かれんはこのあま~いお菓子の香り、気付いてますからね!」
「滅茶苦茶期待しちゃってますからね!私たち!!」
「う……バレてたか」
「どんなのかな~わくわく!」
「ちょっと多めに作ったから持ってきただけだからね!別に、この日のために用意したわけじゃないから!」
「でも、虎谷先輩や鮫坂先輩と食べたお菓子とは別のものを用意してくれたんですよね?」
「トリテンッターでケーキ食べてる3人の写真みちゃいました!」
「うんうん、あのガトーショコラもおいしそうだったなぁ~」
「今日はガトーショコラじゃないんだけど…チョコチップマフィンと小さめミルククッキー…」
「わぁ~!いい香り…美味しそうだよ~!」
「クオリティ高っ!さすが理央奈先輩!」
「前もそうだったけど料理関係の話するとき先輩っていうのやめてよね…ちょっと恥ずかしいし」
「何かもう色々凄いな~って気持ちが先輩と呼ばせるんです!」
「おだてたってお菓子以上は何も出ないからね!」
「えへへ」
「でも本当、お店で売っているお菓子みたいです……!」
「みんなの分あるから、嫌いじゃなかったら食べて」
「わー……!クッキーの形がハートや星になってて可愛い……!」
「蒼牙さんの手作りお菓子!さえちーに自慢しちゃおっと!」
「恥ずかしいからやめて!」
「鷹橋さんありがとう、私もみんなでお話しながらお茶くらいは飲む時間あるかなって思って紅茶を持ってきたの」
「須藤さん準備が良い!」
「立派な缶に入ってる茶葉だ……!」
「私も美柑に自慢しちゃおう」
「そうだね!ふふふ、お姉ちゃん悔しがるだろうなぁ」
「食べてる写真も撮っちゃいましょ」
「朝突撃しに来たのちょっと根に持ってたんでしょ?」
「さあ?どうかしらね」
「ポットにお水入れてくるね、皆お皿に並べておいて」
「かれんはカップを用意してもらってきますね」
「うふふ、じゃあキリも良いようだし、この後はみんなで軽くお茶会しちゃいましょうか」
「やったー!!!」

–END–

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