急襲戦隊ダンジジャー





 
「防衛機関の組織図貰ってきた!」
「え…紅輔…それどこから貰ってきたんだ?出してもいいのかそれ?」
「特務隊の上の人から。配っとけって言われてさー」
「ふむ…機関内はこうなっていたのか…」
「って葵早いっ!」
「へ~割としっかりした機関だったんですね!
ただの観光客誘致の団体かと思ってました」
「橙矢までっ!?」
「黒ノ介、いいんじゃないか。上の人が配っておくように言ってたそうだし」
「そうですよ黒ノ介くん。
 それに…それ程詳しく書いているわけではなさそうですよ」
「ん?…あ、ほんとだな」
「えーこれで全部じゃないのー?」
「公には秘密の組織ですからね。表に出せる部分も少ないんですよ」
「琥珀の言うとおりだ。全て話せる訳がないだろう」
「ん~そういうもんなのか~」
「あれ?ヒヨコメカってメンテナンスが必要なんですか?」
「ん?おお。こいつも一応メカだからさー。
月に1回は絶対メンテナンスしないといけなくてさー」
「へぇ~色々大変なんですね」
「そういえばメンテナンス行ってる時に孝紫くんをよく見かけるんだけど…」
「ああ。確かによく世話になっているぞ」
「え!?こーちゃん何しに行ってんの?
メカとか開発してるとこに食いもんなんてないぞ」
「いや…色々すごいメカがあってな。
この間は一瞬で焼き芋が作れるメカを見せてもらった」
「そういえば以前、大量の焼き芋を持っていましたが…もしかしてあれも…?」
「ああ。そうだ」
「え!え!まじで!?武器だけじゃないの?何でも作れるの!?」
「何でも作れるんじゃないか?」
「うおおおおおかっけえええええええ」
「翠うるさい!」
「翠先輩声が大きいです…!」
「もう少し静かにできんのか」
「はは、皆に怒られたな翠」
「なんだよー!くろさん笑いごとじゃないってー!」
「本当に、翠くんを見てると飽きないですね」
「ああ。そうだな(もぐもぐ)」
「おや、孝紫くんはまたおやつですか?」
「さっき橙矢に貰ったんだ。みんなの分もあるぞ」
「ではお茶にしましょうか。みなさんおやつの時間ですよー!」
「わーい!やったー!おやつおやつー!」
「あ、孝紫くんだけ先に食べてずるい!」
「今日はボクが作ってきましたー★」
「ふむ、橙矢の手作りか」
「はいはい、みんな行儀よくしろよー」
「今日もダンジジャーたちは仲良しですピヨね。
さっそく報告書に書くとしますピヨ」